ご自身の人生の終盤を事前に考えて、お子さん、お孫さん、あるいは近親者さんに、事前に様々な情報をまとめて書き記しておくエンディングノート。
ご自身に何かあった場合のために自分自身のことを書いておき、ご自身の介護、医療、保険、財産等についてなどを記して記録しておくものというものになります。
ただ、遺言書などとは違って法的な効力などはありません。
つまり、法律で認められてないのでご自身の希望通りにならないこともありますのでご注意ください。
では、どうして、法的に認められないものを書いたりするのか?遺言書でいいのではないの?と思ってしまいますよね。
遺言書はある程度の形式を踏襲しないといけないのですが、エンディングノートに関しては全くの自由意志になります。伝えたいという気持ちをそのまま記入できる点は大きなメリットなのではないでしょうか。
個人的な日記とは違う、覚書とも違う、自分の人生に向き合ったものを書き残しておくという自身の人生の振り返りにも似たのものを残しておく、そして残った方々に対しての自分の意思を書き残せるものなのではないでしょうか。
実際に絶対に必要なのか、書かないといけないのかというと、全くそのようなことはありません。必要であれば遺言を残せばいいことになります。そもそも遺言も残さなくても何も悪いことはありません。必要でなければ考えることもないものになるのかもしれません。ただ、もし、必要となり、いきなり遺言を書いて残すとなると考えもまとまらないこともあるかと思います。
そういった場合の事前の気持ちの整理にも使えるかと思います。
終活という言葉も一般的になってきてるいま、それにともなってエンディングノートに関しても有料、無料のものが多数出回っています。インターネットで「エンディングノート」などで検索すれば色々な種類のものが検索できます。エンディングノートについては形式的なものは一切なく、自由に書かれてもいいのですが、全くの自由となると項目も分からないこともあるでしょうが、検索したものなどを参照に自分に合った形式のものを利用していくのがいいかと思います。もちろん、有料のもので綺麗に製本されているものを利用していくのもいいかと思います。無料のものを利用し、ご自身で整えるのも納得できるものになるかもしれません。
何歳以上から書いたほうがいいというようなこともありません。人生の節目、年齢でも、何かのイベント、きっかけがあるようでしたら一度エンディングノートを利用してみることも考えてみるのもいいのではないでしょうか?
エンディングノート作成でご相談がありましたらご連絡ください。