補助金と助成金については似ている部分が多くありますが、簡単な違いの部分というと補助金・助成金を受けるための条件にあります。
補助金 事業の内容や社会的必要性などを書類でアピールする必要があるということ。
助成金 資格要件を満たせば受けられる。
補助金のほうはアピールが必要になってくるところにあります。いわゆる事業計画書などになります。
ちなみにどちらも返済義務はありません。
上記は非常に簡単な違いを示していますが、現実には、補助金という言葉と助成金という言葉を使用する側で混同してる場合もかなりあります。また、何が正解というのもない状況ですので、支給されたもの、されるものの本質をみて違いを理解するものなのかもしれません。
また、別の違いとしては
補助金 主に公共団体等(国、自治体など)が政策を進めていくために実施していくもの。財源が「税金」
助成金 主として厚生労働省が雇用増加、人材育成のために実施していくもの。財源は「企業からの保険料」
という分け方もあろうかと思います。
ただ、いずれにしても補助金、助成金は「後払い」が原則になります。つまり、先に実際に使ったお金に対して後払いでの支給となります。また、実際の着金までには時間もかかりますので、補助金、助成金をお考えの場合は考慮に入れておくのがよいかと思います。
(コロナ禍において、迅速性を求めるために一時支援金、月次支援金などがあり、また、感染防止協力金などもあり、「支援金」「協力金」と別の言葉も多く出回りましたし、割と簡便に申請、支給までできたこともあったため混乱もしやすいかと思いますのでご注意ください)
補助金等の申請をお考えの際は当事務所へご相談ください。